においに敏感な人が抱える“生きづらさ”と、その感覚の大切さ
- MIURA
- 2025年12月25日
- 読了時間: 3分
会社勤めをしていると、オフィスには本当にさまざまな“におい”が漂います。
香水、柔軟剤、食べ物のにおい、体臭、口臭…。気になる方は意外と多いのではないでしょうか。
においに敏感な人は、決して少数派ではありません。
強い香りに触れると頭痛がしたり、集中力が落ちたり、その空間にいるだけで疲れてしまうこともあります。「気にしすぎ」と言われてしまうこともありますが、これは性格ではなく、体質や感覚の違いによるものなのです。
私自身、昔から人を“におい”で記憶する傾向があります。もちろん、ほとんどの方は清潔で、特定のにおいがしない方がほとんどです。ただ、ごく一部の強い香りが空間を支配してしまうことがあり、その瞬間、何事もなく進むはずの日常のリズムが乱れてしまうのです。
香りは本来、心を整えたり気持ちを軽やかにしてくれるものですが、一方で“においを察知して危険を回避する”という、人間に備わった大切な感覚でもあります。だからこそ、強いにおいに敏感に反応するのは、決しておかしいことではなく、私たちの感覚がしっかり働いている証でもあるのです。
においに敏感な人は、周囲から理解されにくいことも多く、「気にしすぎ」「神経質だよ」と軽く扱われてしまうことがあります。けれど、本人にとってはその“少しのにおい”が、体調や気分に大きく影響してしまうこともあるのです。自分ではどうにもできない感覚なのに、周囲に合わせようとして無理を重ねてしまったり、言えないまま我慢して過ごしてしまったり。その積み重ねが、日常の中で小さな“生きづらさ”となって現れることがあります。
でも、その繊細さは決して欠点ではなく、本来人間に備わった大切な感覚がしっかり働いている証。その感覚を否定する必要はどこにもありません。
私も、においに敏感な体質と向き合いながら、できる範囲で環境を整えてきました。こまめな換気、マスク、気分転換のアロマスプレー。ハンカチに柑橘系の精油を数滴落として、ほんのり自然な香りで心を整えることもあります。どうしてもつらい時は、そっとその場を離れることもあります。
香りの感じ方は人それぞれ。
強い香りが好きな人もいれば、自然な香りだけが心地よい人もいます。香水をまとうことで自信を持てる方もいますし、その気持ちを傷つけたくないという思いもあります。どちらが正しいということではなく、お互いが少しずつ配慮し合えると、もっと心地よい空間が生まれるのではないでしょうか。
においに敏感なあなたへ。
それは“わがまま”でも“神経質”でもなく、あなたの感覚が繊細で豊かだということ。
どうか自分を責めず、心地よく過ごせる環境を大切にしてあげてくださいね。
そして——
本当は「その香り、少し強いです」と伝えられたらいいのかもしれません。でも、相手を傷つけてしまうかもしれないと思うと、なかなか言えないものです。私自身、勇気が出ずに言えないまま過ごしてきました。
(夫には遠慮なく言っていますが…笑)
無理に我慢する必要はありません。
ただ、自分を守るための工夫をしながら、少しでも心地よく過ごせる方法を、一緒に探していけたらと思います。



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