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膝の痛みを越えて――小さな希望の物語 後編

  • 2025年11月26日
  • 読了時間: 4分

「変形性膝関節症」と診断され、湿布を貼るなどの対処療法に納得がいかず、他の治療を探り始めたところで前編は終わりました。 いよいよ後編でございます。


膝の痛みに、湿布と運動だけでは良くなる気がしないため、検索をしまくったところ、割とすぐに再生医療の紹介に当たりました。 皆さんは“PRP療法”について聞いたことがあるでしょうか。


PRP療法とは、自分の血液を少し採って、その中から“修復を助ける成分”である血小板をぎゅっと集めます。それを痛みのある場所に注射して、炎症を抑えたり回復をサポートする治療法です。PRPを注射することで痛みの軽減や修復促進が期待され、完全に失われた軟骨を再生することはできないものの、炎症を抑え、進行を緩やかにする効果があるとされています。


この療法は保険適用外のため高額なイメージがありますが、実際はかなり幅があるようです。「片膝10万円以上は覚悟しないと( ̄▽ ̄;)」と思いながら探していたのですが、税込3万円程で受けられるクリニックを見つけることができ、治療を決めました。


ちなみにPRPにも種類があり、PRP-FD(血小板をさらに濃縮・精製し、フリーズドライ加工したもの)になると1回あたりさらに高額になるようです。


実際にクリニックに行き、改めて膝関節の状態をエコーで診てもらいました。 結果としては右膝だけ軟骨のすり減りが確認できるけれど、左膝はほぼ正常とのことで、PRPは右だけでOKとの診断。 その日のうちに右膝に治療を受けてきました。血液を採取してから注射するまで30~40分ほどだったと思います。


待ち時間には、PRP療法が膝以外にも適用できるパンフレットが掲示してあり、それを眺めているうちにあっという間に終わってしまいました。この療法は薄毛や顔のシワなどにも一定の効果があるようです。例えば、ほうれい線にヒアルロン酸を注入してふっくらさせる外科的治療は一般的ですが、それを自身の血液で行えるとのこと。ヒアルロン酸は肌内部にとっては異物ですが、血液ならば自身の細胞が惜しみなく働いてくれるそうです。炎症などによるダウンタイムもほぼなく、すんなり肌に馴染み、注入した箇所の細胞を活性化させてふっくらさせることができるらしいのです。


膝のついでに顔もやってもらおうかしら?と思ったのですが、膝治療の3倍ほどの価格だったため、即座に諦めました。


さて、膝の話に戻ります。


治療から10日ほど経った頃でしょうか。だいぶ痛みも減り、気付けば手すりを使わずに階段を下りられるようになっていました。 その瞬間、私の場合はPRP療法が効いたんだな、と感じました。

と言うのも、この療法は一定の効果があるとされるものの、あくまでも“初期の段階において”という注釈が付くようです。私の場合は1回の注射で効果を感じましたが、症状によっては一定期間に複数回の注射を勧められることもあるようです。なお、症状が進んでしまった場合は、よく知られている人工関節置換手術が第一選択となるようです。これがもどかしいところですね。

さらに冒頭でも触れましたが、この療法は軟骨を再生することはできないので、またいつの日か痛みが襲ってくるかもしれません。 私の本来の目標は“根本解決するための治療”でしたが、今のところそのような方法は存在しないようです。


そこで、膝の痛みを感じる日が一日でも遅くなるように、自宅でヨガに取り組んでいます。膝に負担をかけるポーズはよくないと多くの媒体に書かれていましたが、膝周りの筋肉を強化することが大切だともありました。 そこで、大腿四頭筋やハムストリングを意識しながら、膝に重心がかかりすぎないポーズを中心に行っています。

日頃、首や肩こり、足のむくみ、太りすぎ Σ(゚д゚lll) など膝以外にもどうにかしたい問題があったので、ヨガが習慣になってきたのも膝の回復に良い影響を与えているのかもしれません。


それにしても、身体のどこか一箇所でも調子が悪いと、こんなにも生活に支障が出るのかと改めて思い知らされました。健康って本当に大切なんだなと、こうした症状を体験してしみじみ感じています。


皆さんもどうぞご自身のお身体を大切になさってください。「ちょっとした違和感だから」と放っておくと、思いがけず生活に大きな影響が出ることもあります。日々の小さなケアや休養が、未来の自分を守ってくれるのだと思います。

 
 
 

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