「膝の痛みを越えて――小さな希望の物語 前編」
- MIURA
- 2025年11月25日
- 読了時間: 4分
みなさんは、膝に違和感を覚えたことはありませんか? 階段を下りるときに「ん?」と感じたり、曲げ伸ばしのたびにギシギシと音がして驚いたことはないでしょうか。
私が最初に違和感を覚えたのは、今から5~6年前。「山登りが流行っているみたいだし、私も趣味にしてみようかな」と思い、高尾山のような低山を中心に登り始めたころです。
頂上で味わう達成の瞬間――あの爽快感がたまらなくなり、何度かチャレンジするようになったころ、事件は突然起こりました。
下山の途中、突然、両膝に電撃のような痛みが走ったのです。 一歩踏み出すたびに皮膚を突き刺すような痛み。まるで「もう動くな!」と膝に命令されているみたいでした。 膝はガクガク、心臓はドキドキ。転んでしまいそうで怖くて進めません。
夫に手を取ってもらいながら、牛歩のごとく下山。――いや、牛歩というより「亀歩」だったかもしれません(笑)。 辺りも暗くなり、周りに下山している人は誰もいません。途中、野生のシカが何頭か現れて、私たちのほんの1~2m先までやってきました。 奈良公園にいるバンビのようなシカとは違い、黒っぽく体つきも大きかったため「突進されたらどうしよう」と恐怖しましたが、彼らはただじーっとこちらを見ているだけ。変な歩き方をしているおかしな物体を観察しているようで、それ以上近づいてくることはありませんでした。
「あの時のシカさんたち!ありがとうね。」
途中で「夫よ、手を引くんじゃなくて、もうおんぶしてくれないか!」と心の中で叫んだのですが、夫にそんな素振りは少しもありません。まあ、私が重いから仕方ないんですけどね(しょぼん)。
そんなこんなでやっとこさ下山できたのですが、幸い、この時の痛みはその後引きずることはありませんでした。 直ぐに整形外科を受診した方がいいと思う方もいるかもしれませんが、私は「一時的なものだろう」と思い込み、病院には行かなかったのです。
そして1年ほど前。今度は日常生活で、階段を下りるときに右膝が痛むようになったのです。 手すりなしでは下りられないほど。これはまずいと思い、整形外科を受診しました。
レントゲンを見せられた瞬間、「真っ白で良い骨だな~」と骨太な自分に感心していたのですが、問題はそんなことではありませんでした。
膝の軟骨がすり減り、骨の形もギザギザしているとのこと。診断は――“変形性膝関節症”。 右膝だけでなく、左にも若干の変形が見られるそうです。ショーック!
さらに、骨の縁には「骨棘(こっきょく)」と呼ばれるトゲ状の突起ができ始めているとのこと。 私の肉眼では「そう言われればそうかな」程度でしたが、医師に指摘されると不安でいっぱいになりました。
血液検査ではビタミンD不足も確認。骨のカルシウム吸収が阻害されるそうで、これも痛みの原因になり得るとのことでした。
その日は「まだ軽度だから湿布と運動で様子を見ましょう」と言われて帰宅。 膝の曲げ伸ばし運動で太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることが大切だと教わりました。
でも、湿布と筋トレだけで本当に良くなるの? 私は「こんな対処療法じゃ根本的な解決にならない!」と鼻息を荒げながら、この日を境にものすごい勢いで膝関節について調べ始めたのです。
次回は、“根本解決するために決断した治療法” について書いていきたいと思います。
~ビタミンD不足について補足~
整形外科を受診した際、レントゲンのほか血液検査も行いました。 骨の形成に欠かせない血中ビタミンDの濃度を調べたところ、私は“欠乏”と診断されるほど低かったのです。
血中25(OH)ビタミンD₃濃度は、40~80ng/mlが望ましいとされ、20~30ng/mlで「不足」、20ng/ml未満で「欠乏」と診断されます。 そして私の数値は……なんと16.3 ng/ml!
ひ、低い……!!
日本人はもともとビタミンDの数値が低めらしいのですが、私は特に低い部類に入るとのこと。 Dが不足すると免疫力の低下、筋肉の痙攣、慢性的な疲労感などが出やすくなるそうです。 その頃、確かに太ももや腕の筋肉がピクつくことがよくありました。
というわけで、ビタミンDの天然由来サプリメントを購入しました! (医薬品だと腎臓に負担がかかる恐れがあるとのことで、ネイチャーメイドのサプリを推奨されました。ドラッグストアで1000円ほどで販売されています)
これを継続的に摂取することで、骨の再石灰化が促進され、骨密度の改善が期待できるとのことです。
もしかしたら、みなさんが感じている“筋肉の痙攣”や“慢性的な疲労感”はビタミンD不足が関係しているかもしれませんよ。


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